
AI犬動画の作り方:1枚の写真で、コーギーの周りを床すれすれに360°ぐるっと回る

スマホを床に置き、愛犬の周りをぐるりと一周する。そんな動画がReelsやTikTokで人気を集め続けているのには理由があります。カメラは犬の目線の高さにあり、犬は真ん中に座ったまま、背景の部屋だけがゆっくり回っていく。いつもの午後が、ちょっとした映画の一場面になります。
ただ、自分で撮るとなると話は別です。床すれすれのスマホは安定させにくく、犬はあなたが回り終わるまでじっと座ってくれません。部屋にも、あまり映したくない一角があるものです。そこで私たちは、写真1枚から同じ雰囲気のAI犬動画が作れるPet Orbit Camテンプレート(ペット向けオービットカメラ)を用意しました。ここでは、うちのコーギーのサンプルを例に、どんな動画ができるのか、写真はどう選ぶのか、始める前に知っておきたいことを紹介します。
床すれすれのオービットショットが難しい理由
オービットショットとは、被写体の周りを弧を描くように動くカメラワークのことです。被写体はずっとフレームに収まったまま、背景だけが後ろを流れていきます。ぐるっと一周すれば、360°のオービットになります。
ペットが相手だと、難しいポイントがいくつも増えます。レンズは犬の目線、床から30cmほどの高さに置く必要があるので、撮影中ずっとしゃがむか、膝で歩くことになります。回り始めると犬は気になって立ち上がり、あなたについてきます。さらに、部屋の反対側まで映り込みます。洗濯物の山、充電ケーブル、ソファの裏の隙間。10回撮って、使えるのは3秒だけという人も珍しくありません。
AI犬動画なら、その心配はいりません。犬に協力してもらう必要はなく、部屋もすでに片付いています。
AI犬動画はこんな仕上がり

動画は7秒、縦長の9:16です。最初は、コーギーの鼻がレンズに触れそうなほどのアップで、耳はピンと立ち、舌が出ています。そこからカメラが引いていくと、丸いクリーム色のラグの真ん中に座っている姿が見えてきます。背後にはテラコッタ色のソファ、アーチ型の大きな窓、観葉植物があり、夕方の光が床に斜めに差し込んでいます。

そこからカメラは低い位置を保ったまま回り始めます。横を通るときは犬の横顔と短い足、後ろに回ると背中としっぽ、そして正面に戻って最後は顔のアップへ。カットのない、一続きのオービットショットです。犬は最初から最後まで座ったままで、視線はカメラを追い、まるで撮影している人を見ているかのようです。

部屋は、お住まいの家がどんな間取りでも、毎回同じ日当たりのいいリビングです。先にお伝えしておくと、このテンプレートでは愛犬をご自宅のリビングに登場させることはできません。
犬の写真の選び方
どの犬がAI犬動画の主役になるかは写真で決まります。少しだけ時間をかけて選んでみてください。

私たちが使ったのは上の写真です。犬は1匹、正面を向いて座り、全身がフレームに入っていて、光も均一です。その結果、コーギーの三色の毛並み、鼻筋の白いライン、大きな耳が、オービットの間ずっと崩れませんでした。
選ぶときのポイントはこちらです。
- 犬の目線の高さで撮る:しゃがんで撮った写真が、動画の低いオービットに最も近くなります
- 顔と体の両方を写す:顔のアップだけだと、横や後ろのよりどころがなく、毛色がずれやすくなります
- 1枚に1匹だけ:2匹以上写っていると、どの子のことか判断できません
- 光を均一に:強い逆光や濃いフィルターは、毛の色を狂わせます
長毛でも短毛でも、大型犬でも小型犬でも、きれいなAI犬動画が作れます。ゴールデンレトリバーでも試しましたが、ふわふわの毛並みと穏やかな表情がしっかり再現されていました。

3ステップでAI犬動画を作る
Pet Orbit Camテンプレートを開きます。手順は3つだけです。
- 愛犬の写真を1枚アップロードする
- 480pのままにするか、720pを選ぶ
- 生成を押して、できあがった動画をダウンロードする
プロンプトを書く必要はありません。オービットショットの軌道、部屋、タイミングはすべてテンプレートに組み込まれています。数分で動画ができ、最初から縦長なので、トリミングなしでそのままReels、TikTok、Shortsに投稿できます。
テストで気づいたこと
まずよかった点から。私たちが作ったAI犬動画では、犬の顔、毛並み、体つきが安定していて、オービットの動きも毎回同じテンポでした。
気をつけたい点は2つあります。1つ目は、部屋の奥側が生成のたびに少し変わることです。ある動画では丸い鏡、別の動画ではフロアランプが映っていました。どれももっともらしく見えますが、手前側とぴったり一致するとは限りません。2つ目は、オービットショットの間、犬はずっと座ったままだということです。カメラを追って首を回しますが、立ち上がったり、歩き回ったり、跳ね回ったりはしません。愛犬がカメラに飛びかかる動画がほしい場合は、このテンプレートには向きません。
表情や細かいディテールも毎回少しずつ違うので、お気に入りの1本を選びたいときは何度か生成してみてください。
猫でも作れます

この記事はAI犬動画の話ですが、猫でもまったく同じように作れます。ラグドールで試したところ、青い目と顔の濃い色の部分がしっかり再現され、犬よりもきちんと座っていました。アップロードの手順は同じです。
ほかのペット動画のアイデアは、AIペット動画テンプレートをご覧ください。ショットも舞台も自分で決めたい場合は、AI動画ジェネレーターがおすすめです。
まずは、愛犬がいちばんきちんと座っている写真を選んで、最初のAI犬動画を作ってみましょう。